VANCOUVER
17-18th Nov, 2018
AS A BIRDのトラベルジャーナルシリーズ第一弾。
世界を旅しつづけた記憶を遡りながら、1シリーズを4章に分けて振り返っていきます。
今回はカナダ・アメリカの西海岸をバンクーバー〜ポートランド〜サンフランシスコと南下した2018年の旅を紹介します。
【バンクーバー〜ポートランド〜サンフランシスコ2018:第1章】
2018年頃、自身のキャリアを見つめ直すため、海外に行こうと考えたときがありました。
その時、真っ先に浮かんできたのが、小学5年生の時に家族と訪れた、僕にとって初海外のサンフランシスコ。どうせ行くならカナダから南下して最後にサンフランシスコを訪れる、そんな旅をしてみようとスーツケースを握りしめ旅に出ました。
「迷った時には旅に出る」
そのとき何か導かれることが多いのも旅に出る理由のひとつです。この2018年の旅が「AS A BIRD」のルーツとなりブランドのアイデアソースになるなど、この時は1mmも思ってもいませんでした。
最初に訪れた街は、カナダのバンクーバー。カナダのブリティッシュコロンビア州に位置する都市で、その美しい自然と多文化性で知られています。特にアジア系コミュニティ等も大きく文化が混ざっている一方で、自分たちのカルチャーをとても大切にしていることが感じられます。例えば、空港内にも伝統的なパブリック柄をしたタペストリーがかかっていたり、トーテンポールだったり、現地のルーツも残しながら新たな文化とも共存している印象を受けました。伝統と近代化がバランスよく調和している姿には強く惹かれます。
街自体はとてもコンパクトで、都心部の周囲には山々が広がり、ダウンタウンから程近い広大なスタンレーパークでは、カナダの自然を感じることもでき、サード・ビーチで海岸から夕陽を眺めることもできてしまう。都会でありながら自然豊とも共存している街。海に面しているのでシーフードも新鮮で、現地のクラムチャウダーに挑戦してみたところ、苦手な僕でもペロリと完食。濃厚なシーフードのスープストックの効いたスープは芯から温めてくれました。とてもコンパクトな街だったので、都市部から自然の感じられるエリアまで、1日の滞在でも充分堪能できました。
そうそう、旅においては旅先に併せたシューズ選びが鍵になってきますよね。
都会と自然が隣接しているバンクーバーという街を通して、1足あれば都会でも海でも山でも、どんなシチュエーションにも対応できる、そんなシューズがあったらと思ったのが、後にも先にもAS A BIRDフラッグシップアイテムであるスニーカー”Vancouverシリーズ”のアイデアソースになっていきます。
旅に持っていく荷物はできるだけ減らしたいというのは、誰もが望むところ。AS A BIRDのスニーカー”Vancouver”は都会のアスファルトからちょっとしたオフロードまで幅広い路面に対応します。 デザイン面においても、サイドに大きなブランドロゴなどを配置せず、あえてブランクにし、アリゾナ産のターコイズを配してしています。日中は街中を散策し、夜はレストランに赴く機会も多い旅先では、Vancouver2を一足持っていけば、カジュアルにもフォーマルにも全てのシーンに対応します。
カナダ・アメリカの西海岸をバンクーバー〜ポートランド〜サンフランシスコと南下した2018年の旅の第1章では、どんな街にも自然と溶け込む「1足持っていれば旅先のあらゆるシーンに対応する」シューズを作りたいと思った、Vancouverでの旅を振り返しました。
次回第2章はVancouverから少し南下したPortlandでの旅を振り返ります。