Travel Boots “Stockholm” - Black Regency Calf

旅先で最も信頼できるレザーブーツが作りたかった。
かけがえのない経験を一緒に積み重ねられるような。

北欧のSTOCKHOLMのように１日の気温差が激しい都市でも
快適に旅をできるように作られたレザーブーツ。

サイドゴアと呼ばれるデザインは、
シューレースが無いことで、ブーツにも関わらず着脱が容易です。
玄関に並んでいると、自然とこのブーツに手が伸びてしまうほど。

注目すべきは美しく弓形にシェイプした甲のカーブです。
縫い目もカットもなく、美しい弓形のカーブを作るために、
時間をかけて一枚一枚、整形していきます。
もちろんこのカーブは足を入れた時に自然に足に沿う様、
足なりの形に設計されています。

今ではこの『クリンピング』という技術を持つ行える工場も、
日本国内にはかなり少なくなりました。

メンテや修理をしながら、１０年、２０年と、その先へと
一つのアイテムと過ごす喜びを味わっていただけたら。
あなたのかけがえのない瞬間に、
立ち会える靴になるよう祈りながら作りました。


【製法について】
グッドイヤーウェルト製法で作られたこのアイテム。

なぜこの製法で作ったかというと、
「履きこむほどによくなるから。」
この一言に尽きます。

レザーのインソールの下にはコルクの厚い層ががあり、
履きこむほどに足の骨の形に合わせて沈んできます。

数回履いたら靴の中に手を入れてみてください。
底面があなたの足の形に変化しているのがわかります。
「靴があなたの足に合わせてくれる」のです。

この製法の靴を選ぶ際には
靴内の空間が後々広がってくるため、
若干タイト目のサイズ選びがおすすめです。

もちろん靴底の張り替えなど修理も可能です。
生産工場で靴底の交換修理を行います。


【素材について】
CHARLS F STEAD社により生産されている、
イギリス製のカーフレザー、『REGENCY CALF』

手作業によりワックスやオイルが贅沢に塗り込まれています。
オイルがたっぷりと含まれているため、
１日の中でも朝と夕方で変化を感じる程によく馴染みます。

フライパンに油を落とす瞬間をイメージしてみてください。
冷たいフライパンの上に油を落とすとなかなか伸びませんが、
それが温まるとスーッと滑るように伸びていく。

寒い日の玄関に置かれた靴に足を通すと、
最初は少し引き締まって感じます。
しかし体温が移り、靴が温まってくると、
次第に柔らかく伸び、足に馴染んでくるのです。

その日のコンディションに合わせて足に馴染む感覚を求めて、
AS A BIRDの主力アイテムにこの革を選定しました。

革らしいシワやシボが生まれるのもこの革の特徴。
一足一足、僅かに異なる風合いさえも愛おしくなってきます。

素材：イギリスC.F. Stead社製 Calf Leather
アイコン：アリゾナ産ターコイズアイコン
ソール：ジェル入りレザーミッドソール／ヴィブラムアウトソール
製法：グッドイヤーウェルト製法
生産：日本製